Pentax MG + Helios 40  85mm F1.5
このところ一時期のロシアカメラ熱も充分に冷め、物欲も治まっていたはず。そればかりか所有のロシアカメラの粛清すら敢行していたのに...

先日、ゼニット・マウントのHelios-40という85mm F1.5の大口径レンズを購入し、その圧倒的な外観に痺れているうちに、どうも熱がぶり返してしまったようで...

Zenitマウント(M39)のレンズを買ったのならば初期のゼニットでも買えばいいのだけれど、物欲の軌道というものは直進しないわけで、何故かニコンマウントのロシアカメラを買うことに。
独自マウントを貫いていたキエフ一眼レフシリーズが突如マウントを変更し、しかもニコンマウント機となったのは何故だろうか。 ニコンマウントはM42やKマウントに比べればローカルなマウント。ニコンマウントを採用するメリットは何処にあるのか... 

スペックを記しておくと、シャッターは機械式の縦方向金属幕でB, 1/2〜1/500。TTLの絞込み測光だが本機は露出計不動。
このKiev-19の前に20というのがあり、こちらは開放測光で最速1/1000秒だったようだが、それに比べると明らかにスペックダウンしている。オノレを知りスペック上の安全策をとったということか。
怖い噂がある。
「Kiev-19にニッコールをつけると二度とはずせなくなる」。
その真偽を確かめるべく、本機を譲ってくださった方に真相を尋ねたところ、マニュアルのニッコールはおそらくOKだがAFニッコールは危険とのこと。
そんなことよりニコンボディにロシアンレンズを使っている人は知っているが、ニッコールをキエフにつけているという人はみたことがない、とのこと...
コンタックス・コピーのキエフにZeissのレンズをつけるのはカッコいいように思うのだが、ボディとレンズのステイタス・バランスというのは微妙に難しい問題のようで...
恐る恐る手持ちのニッコールをつけてみたが、全く問題なし。絞りの連動もOK.。しかしすべてのマニュアルニッコールがOKかどうかはわからないので注意。

各部を弄ってみると、まずファインダーが明るく視野率もそこそこ高いようで、ピントも合わせやすい。もちろん短所もあって、巻き上げレバーが短く、フィルムを入れると結構重く、巻き戻しも妙に重い..

特に褒めるべき点も無く、図体もそこそこ大きく重く、デザインもイケてるのかイケてないのか微妙。まあなんというか、ロー・スペックの癒し系カメラとでもいうのだろうか。
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КИЕВ 19
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SLR
2006.9.6

NikonマウントのMIR 20mm F3.5を購入。
キエフ19での作動は問題ないが、Nikonボディにつけると露出計にうまく連動しない。
アダプターでEOS Kiss5につけるのが最も使い易い。
KIEV 19